【第6回】禁煙を継続させる為の思考と道具とは?

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【第6回】禁煙を継続させる為の思考と道具とは?

 ここまで読んで頂いたあなたは、タバコは本来あなたにも必要のないものであり、
あるきっかけで吸うようになってしまったが、本当は吸わない方が良いのだということを、
認識していると思います。

いよいよここからは方法論の話になります。

 禁煙を成功させるためにクリアしなければならない関門が2つあります。
ひとつは、ニコチンの中毒を断ち切ることと、
もうひとつは、喫煙に対する依存を断ち切ることです。

これは第3回で述べました、なぜ害があると分かっていて吸うのかという、
理由を排除することに他なりません。

 ニコチンの中毒性は大麻や覚せい剤のように強力なものではないが、
次から次へと絶え間なくほしくなる独特なものでした。
実はこのニコチンの中毒を断ち切ることは、それほど苦しいものではありません。

 2~3日吸わなければ体内のニコチンは急激に無くなり、
1週間もすれば中毒症状は無くなっているはずなのです。
もがき苦しむほどの中毒症状など全くありません。
実際に1週間ぶりにタバコを吸うと、頭がクラクラして、手足の先までしびれて、
数秒の間に体中をニコチンが駆け巡る様子がよく分かります。

 つまり、ニコチンの中毒を断ち切るのには、2~3日我慢すればOKだ、ということです。
しかしこの2~3日がとても大変だ、という人も多いでしょう。
 中には本数を徐々に減らすというアプローチを取る人も大勢いらっしゃるようですが、
ニコチンの特性として1本吸えばまた次がほしくなるわけですから、
このアプローチは言わば拷問のようなやり方で、あまりお勧めできる方法ではありません。
拷問に耐え切れず元に戻ることが多いからです。

ただし最近は、中毒症状を起こすことなく、徐々にニコチンの摂取量を減らしていく、
禁煙グッズを利用したプログラムもあり、これらを利用するのもひとつの方法でしょう。

 逆に、タバコの味がしてタバコを吸っている気分になるが、実はニコチンが入っていない
という禁煙グッズも登場しました。
あせらずに1~2ヶ月かけて中毒を断ち切っても結構です。
 禁煙グッズについては、また別途、それぞれの特徴についてご説明、ご紹介しますので、
是非参考にしてください。

 何も使わないとすれば、とにかく吸いたくなったら水を飲んだり、
フリスクのようなスッキリ系のお菓子を食べたりして、この2~3日を乗り切ることです。
できれば喫煙者には近づかず、煙から離れた状況で過ごしましょう。

 さて、ここからがもうひとつの関門が始まります。
よく禁煙した人から、1ヶ月目が危ないとか、1年後にまた吸いたくなってしまった、
という話を聞くことがあります。
ニコチン中毒は消えているはずなのになぜでしょうか?
これが喫煙に対する依存性の問題です。

 第3回で、喫煙者は日常の生活の中で、タバコを吸う様々なシチュエーションを確立している
と述べました。
吸うことが当たり前であった場面とその時の気分が、ある状況や精神状態に置かれたときに、
ふとよみがえることがあるのです。
その度合いが、喫煙に対する依存度と言えます。

 幸い依存度が低ければ、比較的早くすべての場面において吸わないことが当たり前になり、
思い出すこともなくなります。
 しかし依存度が高ければ、普段は吸わないことが当たり前になっていても、
タバコを吸う友人とお酒を飲んでいる時に、ふと吸いたい気分になったりするのです。

そのときはもう一度このことを認識しましょう。

「タバコを吸うメリットは何も無く、害があるだけである。
吸っていた頃はだまされていたのであり、友人と楽しむのにも元々必要の無いものである。
やっぱり馬鹿らしいからやめておこう。」
 この思考が重要で、これを繰り返し繰り返し思い出し、持ち続ける限り、
どんなに依存度の高い人であっても、そのうち思い出すこともなくなります。

 禁煙の難しさは、ニコチン中毒を断ち切ることよりも、
喫煙の依存性を克服することにあることを是非覚えておいてください。
 逆に言えば、思考を変えることによって、簡単にやめることができるのです。
それは気付きであり、確信の問題なので、1日目でも起こりうるということです。

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