イソフラボン過剰摂取注意に対して
食品安全委員会の専門調査会の、「大豆イソフラボンの過剰摂取に注意を促す報告書案」に対して意見します。
2006年1月31日、食品安全委員会の専門調査会は、大豆イソフラボンの安全な摂取量の上限を1日70~75ミリグラムとした上で、ホルモンのバランスを崩す恐れがあるとして、通常の食生活に加え特定保健用食品などで1日に追加的にとる安全な上限量を30ミリグラムとした。
特に、妊婦や乳幼児に対しては「追加摂取は推奨できない」としている。
(Asahi.com2/1全文)
そもそも、大豆イソフラボンを通常の食事だけで1日あたり75mgも摂取している人はまれでしょう。
毎日、味噌汁1杯、豆腐半丁、納豆1パックを食べ続けるくらいの量になります。
大豆イソフラボンの、健康維持のために必要な摂取量は、普通の成人女性で40mg程度と言われていますが、欧米の食文化が入り混じった現代の食生活では、40mgも難しいのが現状で、それを補充する為にサプリメントが愛用されています。
ですから、サプリメントの1日あたり大豆イソフラボン含有量は、大体30~50mgの範囲になっています。
今回の専門調査会の報告書案では、単純にサプリメントでの摂取上限を30mgとしたように誤解をまねく表現になっています。
また、大豆イソフラボンは女性ホルモンそのものではありませんので、よほどの過剰摂取をしない限り、副作用や、ホルモンバランスを崩すようなことは無いものと考えられています。
妊婦や胎児、乳幼児に対しては、医師に相談して注意するぐらいの配慮でよいのではないでしょうか。
財団法人日本健康・栄養食品協会も1月12日に、調査会が根拠としたデータへの疑問があるとして「適正なサプリメントの活用を阻害し、好ましくない影響を与える可能性がある」との意見書を食品安全委員会に出しています。


